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風薫るふみ

しんと冷たく、乾いた空気に包まれる仙台の冬。
けれども、人々があわただしく行き交う師走に入ると、仙台市中心部の定禅寺通一帯は温かな光に包まれる。
市民が、自分たちの手でつくりあげたイベント「SENDAI光のページェント」。

葉が散って、すっかり寂しくなった160本のけやき並木は、約55万個の小さな光の葉で再び華ぎを取り戻す。仲間や家族と写真を撮り合ったり、広場の屋台で、名物の牛タン焼やあつあつの芋煮をほおばったり。去りゆく年に、そして、これから迎える新しい年に、それぞれの想いや願いを込めて、人々は光のトンネルを歩く。


年が明けて、1月14日は、「今年もまた、いい年でありますように」との願いを込めて行われる正月送りの行事「どんと祭」。

宮城県内各地の神社の境内に、真冬の澄んだ夜空を焦がすほどの大きな炎が焚き上げられる。
次々に焼かれていく正月飾りや古神札。
この御神火にあたると、一年間の無病息災・家内安全の加護があるとか。
白鉢巻きに白のさらしで、御神火をめざして歩くどんと祭名物「裸参り」で、祭りはクライマックスを迎える。